主な機能と特徴
- CSVテキストファイルで(バッチ)処理
- 重複データにグループ番号を付与して出力
- 項目の選択・組み合わせ条件が自由に
- 名寄せ用に事前整備(表記統一など)したデータも出力可(別途データを精査したい場合等に使用)
- 住所処理(バーコードデータ化)は直接Address-Catch(住所整備プログラム)を呼び出すことが可能
組み合わせ自由な重複検出条件
重複検出条件は3項目・2項目・1項目の一致でそれぞれ処理が可能です。
- 3項目一致:[氏名] + [住所] + [電話番号]
- 2項目一致:[氏名] + [住所]/[氏名] + [電話番号]/[住所] + [電話番号]
- 1項目一致:[住所]/[電話番号]
設定できる項目の条件
項目名 |
設定条件 |
氏名 |
姓・名1つになっている場合、姓・名2つに別れている場合、それぞれ指定できます。(姓名分割の機能はありません) |
住所1 |
住所は最大3分割で指定できます。これらに指定された項目に対してAddress-Catchを直接呼び出してカスタマーバーコードデータを取得します。既にバーコードデータを取得済みの場合は、住所項目指定は行わず、「カスタマーバーコード」項目を指定します。 |
住所2 |
住所3 |
カスタマバーコード |
事前にカスタマバーコードが取得されている場合は、この項目を指定します。 |
電話番号 |
携帯電話・IP電話の番号が混在していてもデータしては受け付けます。 |
OPT1 |
上記以外の情報を材料に使用したい場合(ステータスで状況を示す) |
OPT2 |
※カスタマバーコードとは、郵便事業等で処理を効率化するために宛先住所を「郵便番号+住所表示番号」によってバーコードデータ化させたものです。
出力ファイルについて
Name-Catchは、入力ファイルに対して、2ファイル出力します。
- 重複検出ファイル:重複データにグループ番号を付与したファイル
- 名寄せ用整備データ: Name-Catchで内部的に事前処理した重複検出用の統一変換データを出力します
入力データ例
ID,氏名,住所,電話番号,区分,登録日
1,斉藤一郎,東京都中央区日本橋人形町1-1-1,03-1111-1111,A,20140101
2,斎藤一郎,東京都中央区日本橋人形町1-1-1,03-1111-1111,A,20140101
3,齊藤一郎,東京都中央区日本橋人形町1-1-1,03-1111-1111,B,20140101
4,齋藤一郎,東京都中央区日本橋人形町1-1-1,03-1111-1111,A,20150101
5,斉藤一子,東京都中央区日本橋人形町1-1-1,03-1111-1111,C,20141111
6,鈴木二郎,東京都中央区日本橋人形町2-2-2,03-2222-2222,A,20120202
7,鈴木二郎,東京都中央区日本橋人形町2-2-2,03-2222-2222,B,20120212
8,鈴木二郎,東京都中央区日本橋人形町2-2-2,03-2222-2222,C,20120222
9,鈴木三郎,東京都中央区日本橋人形町3-3-3,03-3333-3333,A,20130303
出力データ例(重複検出ファイル(3点項目一致で設定))
出力データ例(名寄せ用整備データ)
動作環境
システム(OS):Windows 10、Server2012/2016
HDD:1GB程度の空き容量(変換データの空き容量は含めない)
言語環境:富士通 NetCOBOL Base Edition 運用パッケージ(※)
:富士通 PowerSORT
※富士通 NetCOBOL運用パッケージはAddress-Catchの動作にも必要な環境です(共用できます)。
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