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【速報】2024年餃子日本一とラーメン日本一

本日(2025.2.7)総務省から家計調査の結果が発表され、恒例となった都市別餃子消費の日本一が決まりました。
報道によれば以下のとおりとなります。

1位 浜松市  4,066円
2位 宮崎市  3,517円
3位 宇都宮市 2,801円

昨年書きましたブログ(餃子消費日本一ランキングに異変あり)のとおり、傾向は去年とほとんど同じです。浜松市が安定して4千円台を維持(昨年は4,041円)して王座を確保。宮崎市も3千5百円台に乗せてほぼ平行線(昨年は3,498円)で2位。レジェンドの宇都宮市は3千円を下回る(昨年は3,199円)もベスト3の地位は保ちました。
前回のブログに書いたとおり、安定の浜松、息切れの宮崎、諦念の宇都宮は変わっていないようです。

落ち着きをみせた餃子に対して、近年、家計調査の都市別ランキング(総務省は順位づけを企図して調査している訳ではありませんが)で注目を浴びているのは山形市です。

家計調査の外食には「中華そば」という項目があり、ここ数年、山形市がラーメン支出日本一と話題になっているのがこれです。

まず、2023年のベスト3は以下の通りです。

1位 山形市 17,593円
2位 新潟市 15,224円
3位 仙台市 13,074円

山形市と新潟市が競っていましたが、2024年は1強時代をうかがわせる結果となりました。

1位 山形市 22,389円
2位 新潟市 16,292円
3位 仙台市 15,534円

山形市は6千円以上の差をつけての圧勝で3連覇となりました。2位と3位は物価上昇分ともみえますが、山形市はハイパーインフレ級に他を圧倒しています。この現象、かつて宇都宮と浜松が餃子日本一をかけて争い始めた2008~2010年頃を彷彿とさせるものがあります(餃子日本一と家計調査③(宇都宮・浜松激闘編)参照)。

山形市がアツいのはラーメンだけではなく、そばについてもです。家計調査では「日本そば・うどん」という項目集計で、言わずもがなこれの固定王座はうどん王国の高松市です。2023年の順位は高松市、静岡市、岡山市、宇都宮市に続いて山形市は5位でした。
ところが2024年、なんと山形市は2位に上がってきました。市長いわく、高松市の消費のほとんどはうどんであろうから、そばでは山形市が実質1位なのではないか、と。実際、市長はそばとうどんの調査項目を分けるよう、昨年国に要望書を提出しており、ガチなのです。山形市は麺類で二冠を取るつもりいるのです。このアツさは宇都宮と浜松の両方を兼ね備えているように見えてなりません。

今回は報道の情報を参考にお伝えしましたが、総務省から正式なデータがアップされたら、じっくり検証し、新たなる闘いについて考えてみたいと思います。